見えてきたボーイング787の電池発火原因
ボーイング787でおきた電池発火事故が原因で運行停止になっていますが、どうも有力な原因が見えてきました。
国土交通省の調査ではリチウムイオン電池への過電流や過電圧はなかったと
いうことで、充電系統の基板関係が怪しいと私は考えていましたが、ここにきて
リチウムイオン電池そのものが持っている構造的な不具合があることが
業界内部で以前から取り上げられていたことがわかりました。
それは熱暴走
二次電池最新動向と将来展開(7ページ目)
リチウムイオン電池の事故発生状況
そこで思い出したのが、国際宅急便(FedEx等)で携帯電話やデジカメを
送ろうとすると、かなり厳格な規定があり、メーカーから安全であるという
証明書を出してもらうことも困難なため事実上難しかったことを思い出しました。
まだ断定されたわけではありませんが、業界もメーカーも航空会社もみんなリチウム
イオン電池は危険だという認識なのに、設計者だけがそれを無視して採用したことで
今回の事故がおきた可能性があります。
以前から中国ではポケットに入れた携帯電話の電池が爆発して死亡したり、
怪我をする事故が出ているという話を聞いていましたが、日本製でも起こりうる
ことがはっきりしました。
ノートPCやハイブリッド車、電気自動車にも使われているリチウムイオン電池
ですから、素早い安全性確保が望まれます。
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